高齢出産のリスクや検査について〜適した産婦人科とは？〜

高齢出産の『出産』は初産のことです。

たとえば、高齢出産にあたる
35歳以上でも2人目を産んだ場合
これは高齢出産とはいいません。

近年女性の社会進出や晩婚化に伴い
初産の平均年齢は昔に比べると高くなっています。

初めての出産が平均より遅いと
年下の先輩ママには打ち明けにくい
心配事や相談事がたくさんあります。

世の中の一般的な情報は
若いママ向けであることが多く
あまり参考になりません。

高齢出産のデータに脅えるだけでなく
リスクを知りできる対策をとって
貴重な妊娠期間を楽しみませんか。

高齢出産のリスクと検査

高齢出産のリスクとは
早産・流産の可能性が増えることで
出産時の母子の命の危険度が高くなること

あわせて染色体異常の確率が
高くなることなどが代表的です。
染色体異常は俗にいう五体満足ではない
ということです。

それが悪いことなのかどうかは別として
将来年老いた親が面倒を見る
といった現実に対して体力的にも
金銭的にも負担が大きくなることは事実です。

出生前診断は母体からの採血により
『可能性の高い胎児の染色体異常のいくつか』
を調べることができます。

最近では複数の検査機関があり
厳しい検査条件を緩和されたところもあるようですが
基本的には保険適用外なので高額です。

その検査を受けるかどうかについて
夫婦は深く話し合わねばなりません。

理由はどうあれ自分の中で命を
育んでいる妊婦のほとんどには
産まない選択肢などそうそうないからです。

代表的な染色体異常ではダウン症がありますが
あるサイトで
『ダウン症という個性を持った我が子が愛おしい』

とおっしゃっていたお母様がおられました。
もちろんわが子はどんな個性があっても
可愛いに決まっています。

だからといって検査を受けないとする
判断が必ずしも万人にとっての正義ではありません。

各ご夫婦に事情があります。
このような検査もあるということを
ぜひ頭の片隅に置き、どちらを選んだご夫婦も
折に触れ、それについて語り合うことは
大切ではないでしょうか。

ただし、出生前診断は全ての
染色体異常を調べることはできません。

検査に異常がなくても色んな個性を
持って産まれてくる可能性は捨てきれないのです。

それは高齢出産だけでなく
やはりどの母親も命を懸けて産み
愛を持って育てる心構えを持っておかねばなりません。

高齢出産に適した産婦人科

高齢出産を控える妊婦は
高齢分娩の経験が多い設備が
整った産科での出産をおすすめします。

あらゆるトラブルに対応できて
周産期センターもある総合病院がそれに当たります。

周産期センターとは22週から出産後1週間までの期間
何が起こるか予測できない
母子の出産を見守る病院内施設です。

施設の看護師全員が助産師の資格を
有することで先生に聞けないことでも
豊富な知識からわかり易く説明して下さいます。

高年齢や多胎児の出産にはリスクが
伴いますが設備が守ってくれますから安心できます。
馴染みの医院で出産したい方も
多いと思いますが、胎児の安全を
思うなら万全を期して出産してほしいものです。

晩婚だけど子供が産みたい方におすすめしたい保険

結婚はまだだけど、どうしても子供が欲しい！
結婚しない主義だったはずなのに
運命のお相手と出会ってしまった。

自分は高齢出産になるだろうと思ったら
まず保険を見直してください。
長いにせよ短いにせよ、入院のリスクは大いにあります。
また女性特有の病気も様々です。

ぜひ女性の保険や女性特有の病気特約を
つけた内容で検討して下さい。
私は１か月を超える入院でしたので
随分助かりました。

高額療養費制度
（一定の金額を超過した高額医療費が給付される制度）
も利用しましたが賄えないものが
たくさんあり驚きました。

保険によっては支払い期間が
短いと給付されないなどの条件もあります。

ぜひ早めの詳細確認と見直しをおすすめします。

高齢出産できるしあわせ

妊娠力が衰える中、授かった赤ちゃんの
産まれようとする力はきっと旺盛なはずです。
我が子はバンザイをして産まれてきました。

産道はあの細い腕が1本加わっただけで
大変な傷になりましたが、出てきた瞬間に先生が
『よっぽどこの世に産まれたことが嬉しかったのだろうね』
と言われ、痛みも忘れ大爆笑してしまいました。

子供は存在自体が母親の支えに
なりパワーの源になります。

この年齢の自分を選んでくれたのだと思えば。
子供は兄弟がいてもみんな違う個性があります。

うちの子はどんな個性かな。
そうやって思ってみると、一度きりの初めての
妊娠出産が不安ばかりで終わるなんて
とてももったいないです。

まとめ

高齢出産を控える妊婦の気持ちは
他人にはなかなか理解されません。

ですが20歳代の出産と40歳代の出産を
両方経験した私が言えるのは
気持ちが穏やかで落ち着いて
子育てができるのは、断然後者です。

人間も少しできてくる、変なプライドが
削げ落ち、価値観が変わり
生きるお金の使い方ができるようになってきます。

子供に対してもピリピリすることより
笑みがこぼれることが増えてきます。

社会で働いた経験は子育てにも
必ず役に立ちますし、何より人生を
2倍歩んだ得した気分になりませんか。

高齢出産、私は大賛成派です。